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八木山地区まちづくり研究会主催の “皆既月食を見る会”にボランティアスタッフとして参加しました

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 去る11月8日、地下鉄八木山動物公園駅屋上のてっぺん広場で八木山地区まちづくり研究会主催の“皆既月食を見る会”が行われました(参加者は地域住民の方々?スタッフ等併せて150余名)。皆既月食が仙台で観測できるのは昨年5月26日以来のことでしたが、前回は5月ということで陽も長くすでに部分食が始まっている「月出帯食」からの観測でした。しかし、今回は11月ということで日暮れも早く、天候にも恵まれ完全なる皆既月食の観察を行うことが出来ました。しかも今回の皆既月食では1580年(天正8)7月26日(旧暦)以来、442年ぶりの皆既月食と天王星が皆既食の月に隠れる惑星食が同時に観測できる奇異な観察会となりました(次回の皆既月食+惑星食は322後の西暦2344年)。
 そうした今回の“皆既月食を見る会”のスタッフボランティアとして探求?理解プロジェクトの「地域活動?ボランティア」(1年次配当)と「ボランティア探求」(2年次配当)の受講生5名がボランティア実習を兼ねて指導教員の渡邊特任教授と共に参加しました。ボランティアの業務内容としては天体観測専門のスタッフから手ほどきを受け、仙台西高等学校の地学部の生徒さんたちと共に観測機器(天体望遠鏡やモニター)の操作や参加した地域住民への働きかけや天体観察のケア等を行いました。また、併せて土星?木星?火星等の観察補助にも従事しました。
 当夜は晴れて夜空がキレイで天体観測には絶好の状況でしたが、八木山地区でも最も高い位置にあるてっぺん広場での観察ということで、皆既月食が始まった18時8分から約2時間の観察は風も多少あったため真冬なみの体感気温で、防寒対策は取っていたものの寒さとの戦いともなりました。
本学の学生達は会を主催した八木山地区まちづくり研究会の並河会長をはじめ、八木山地区町内会連合会の広瀬会長他の八木山地区の地域住民の方々、観察の指導を戴いた同研究会の山口様や仙台西高等学校の佐藤先生等の会に参加された皆様方ともお近づきになることが出来、今後八木山地区で予定されている地域活動にも是非参加いただければとのオファーも戴くことができました。学生達は、当初こそ戸惑いを感じながらの作業でしたが、中盤以降は観測機器の操作にも慣れ、地域住民の方々との交流も出来、貴重な社会体験となりました。


てっぺん広場上空の月


皆既食中の月(モニターより)


会員の山口様から観察指導をうける学生達


“皆既月食を見る会”に参加された地域住民


部分食状況の月(モニター)


モニターの皆既食を写真に収める参加者


今回参加した本学生